いちばん見たくないモノのひとつがI/O error、要するに読み書きがちゃんとできないということ。最悪ハードディスク(セクター)が物理的に、要するにホンマに壊れている。必要なデータが入っていなければ、bad sectorsが少しなら、初期化して使うし、多いようなら、ほかすのみ。
1 とりあえず、希望を持って!
外付けのディスクなら、いったはずして、またつけてみる。
・他のケーブルや機器があるなら試す。
・関係ない機器を外す。
・usbハブ、キーボード、その他、必要なものもいったん外して、またつける。
・リスタートしてみる。
2 Disk Utilityを試す
Disk Utilityで、検証して修復してみる。
起動ディスクならば、コマンド+Rを押しながら再起動してから、回復ツールを使用する。
ただ、Disk Utilityはファイルシステムをチェックしているだけなので、Bad sectors、駄目な場所があっとしてもスルー、指摘してくれない。で、バックアップしようとしてbad sectorsなど、物理的な障害に気づく羽目に陥るのだ。(まさにこれではまった。)
ここまでで、回復したのなら、なにかの気まぐれか、それとも、ささいな故障?
どちらにしてもバックアップ。
バックアップ
ハードディスクを丸ごとバックアップ
できればいいのだけど、I/O errorなどの場合、途中で止まってしまうこともある。
さて、とにかく、救えるものだけでも、救いたい。
しかも、ひとつひとつFinderでコピーするなんてできないし、何がコピーできて、どれがダメになってしまったか? 把握し難い。フォルダを移動、エラーがあれば、記録して、またフォルダーを移動という無限ループはイヤだ。で、いろいろ試してみた。
asr — Apple Software Restore; copy volumes (e.g. from disk images)
asr は、I/O errorを見つけると、止まるようだ。つまりダメ。内部で同じコマンドを使っているらしいDisk Utilityでも、ダメだった。
Carbon Copy Clonerとか
これも、I/O errorで止まってしまう。
ドライブジーニアス
Dupulicate、複製できず、途中で止まってしまった。
rsync version 3.0.9は、I/O errorなどがある場合、とても時間がかかるようだ。途中であきらめた。
で、結局、いまcpでコピー中。
cp -rv で、一応、ログをとりつつ、エラーがあれば吐き出し、でも止まらず、どんどん、バックアップ中。偉い! こんなに実直だとは。で、この続きは、cpが終わったら、その顛末を。うまくいくといいな。
その顛末は、最後までcpは完遂! えらいぞcp
教訓
I/O errorで、バックアップがとまったら、
一応、ケーブルとか疑うけれど、
cpで、バックアップがいちばん便利。
$ cp -rv もと バックアップ先 > 記録帳.txt
で、フォルダの奥底まで、記録帳.txtに全記録を残しつつコピーしてくれるはず。