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「iphoneを探す」となぜか旧住所にあることに

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酔っ払った翌朝、iPhoneがないと焦り、iCloudで「iPhoneを探す」をした。するとなぜか、旧住所にあることになっている。
室内だから、精度が低いのはしょうがない。がしかし? いったい昨夜何をしたのか? 思い出せない記憶に無い、やばい、脳内がはてなだらけになりながら「サウンド再生」してみる。と、枕の下で鳴っている。
とりあえず二度寝して、目覚めてから何が起こったのか調べてみた。

「iPhoneを探す」はあてにならないこともある。

まず、Appleでもgoogleでも、地図で自分の場所を調べるにはGPSとwifiを使う方法の2種類が組み合わされて使われているのだが、GPSは衛星を利用するので屋外でないとダメ。wifiを利用する方法は屋内でもwifiに繋がっていればOKのはずなんだが、これが曲者。「iPhoneを探す」ではこの曲者のwifiが使われている。
wifiの方(Wi-Fi Positioning System)は、Skyhook Wirelesssが開発した、世界中のアクセスポイントを調べて、MACアドレス(機器固有のIDみたいなもん)と座標をデータベース化して、利用する仕組み。
「iPhoneを探す」でクローゼットの中のジャケットのポケットにあるiPhoneがちゃんと見つかるのは、自宅のwifiルータやアクセスポイントのMACアドレスがいつのまにか、自宅の座標とともに、データベースに登録されているから。
だから、アクセスポイントを移動すると、古い住所にあるなんてことが起こる。だってデータベース上では、つながっているアクセスポイントは古い住所のママだから。

wifi機器の住所を修正することはできないのか?

MACアドレスがわかれば住所がわかってしまう。しかもMACアドレスは機器からダタ漏れ(だってwifiの仕様だもんな)。というナーバスなプライバシー問題に加え、MACアドレスの座標を集めたDBは地図の精度に大きく影響を与える財産なので、Skyhookだけじゃなくて、googleもAppleも内製化しているらしい。どうも詳細は不明。
最初はクルマとかでwifi電波を拾ってDB化していたらしいが、スマホの普及で、みんなのスマホから情報を収集しているという話まである。うーむ。
で、登録されてしまった住所を変更する方法がなかなか見つからなかったのだが、少なくともSkyhookのDBは修正できる。
SUBMIT A WI-FI ACCESS POINT
ここで、住所(日本語でもOK)を入力、アクセスポイントのMACアドレスを指定すれば、どうやら1週間程度で修正されるらしい(まだ、修正されず)。

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京都大学理学部で伊谷先生のとこでサルを見ながら、日高先生に社会というかコミュニケーションを学び、ときどき教育学部に潜り込み河合先生に睨まれるという幸福な学生時代を送り、今はなきUPUに入社、編修を身につける。その後、秋山道男氏のスコブルコンプレックスにて、百貨店や自動車など大きなことから、小さなことまで様々な業種の多種多様なプランニング、クリエーターとの実行を経験し、1992年に仕事場をつくって独立。

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