CMやポスター、イベント、カタログやDM、Webサイト、店頭ツールのあれこれ、極端にいってしまうと商品そのものさえもコミュニケーションツール、すべては話しのネタだと捉え見直すと、うまくいくように思います。
つくったものが、どんなコミュニケーションの道具になって、誰とどんな話しができるのか？ と考えること。店員の人とお客さんが盛り上がれるカタログなのか、それとも、ユーザー同士が話題にしてくれそなWebなのかとかとか、10年ぶりに日本に来たコトラー氏は、「日本の会社は問題の解決策はいいものをつくること、それで勝てると言いがちですが、そうではありません。やはりカスタマーについて考えるべきです」と講演されたようです。いいものってなんだろうと、むかし著作を読んだときに感じたことを思い出しました。
ほんとうにいいものならば、話題にもなるし、コミュケーションツールになるはず。だけれど、誰の話題にもならないのなら、それはメーカーにとっては、いいものだけど、興味をもたれない哀しいもの。けっしていいものじゃない。
とはいえ、ジョブズ先生の言うように、カスタマーに何が欲しいか聞いても、答はでません。同様に、どんなカタログ、CMがいいかと聞くと、よくわかるとか、面白いとか、想定外の答えはまずありません。
で、まずは話しのネタになるの？ と考える。商品そのものを含めコミュニケーションツールとして、何ができるのか考えると、いろんなことが見えるように思います。たとえば、魅力的な機能がどかっとあって、そればかりが話題になりそうならば、つくるべきカタログやらCMは明快。いろんな魅力が組み合わさって話題がとっちらかりそうな場合は、さまざまな要素を組み合わせてどんな筋立てがイイか検討する。たくさんストーリーを描いてみるとか、、、。
なんでもまずは、コミュニケーションの道具、話しのネタになるか否か、そこから考えてみると面白いと思うのですが、どうでしょう。
