『猫とくらす』出版を核としたキャンペーン

本と本屋さんは、マーケティングツールとして、まだまだ有効だと思う。ちゃんとつくれば、むしろ強くなっているかも。この本をむちゃくちゃちゃんと編集してくれたのはアノニマスタジオ。生活やくらしについて、とてもセンスの良い本をつくる出版社(だからお願いした)。田中さんは本当にいい本をつくってくれた。結果、いつくかの有力書店、そしてAmazonでも猫本1位になった。

「ちゃんと」というのは、好きな人にきちんと響く、
届くということ。

中途半端であいまい、誰もが好きそうなもの(だけど、どうでもいいもの)じゃなくて、ネコ好きな人にちゃんと届くもの、そうすれば彼女、彼らは、広めてくれる。そのきっかけとしてのチカラは、書籍やムック、本屋は、SNSが発達したいま、さらに大きくなっている。
プレミアムなキャットフードShebaのキャンペーンの仕組みは、まずCat-and-Me.comをローンチ。このサイトは猫本をつくるための投稿サイトであり、猫好きなクリエイターたちの取材などの猫コンテンツの場。ローンチにあわせて、都市部のカフェ、サロンでフリーペーパーを配布した。
人気者となったサイトを運営して集まった数千件の投稿から、この本『猫とくらす』をつくり、有力書店で写真展を開催し、さらにはプレゼントパブを実施と、かなり長い期間、猫好きとしっかりコミュニケーションできたと思うのだ。

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