以前、「iPhoneを探す」をしたら旧住所になってしまう原因を調べていて、wifiのアクセスポイントのMACアドレスが旧住所に登録されているために、GPSが使えない状況、つまり屋内だと旧住所にiPhoneがあることになってしまうことは判明。しかしMACアドレスと座標のデータベースを修正してもらう方法は、Skyhook社のものしか見つからなかった。Appleとかgoogleの場合は独自でやっているという話もあるので、修正されるかどうか不明だったのだが、すくなくともSkyhookから登録したよ、というメールが届いた。
SUBMIT A WI-FI ACCESS POINT
に登録してから、だいたい一月半かかった。
届いたのは、こんなメール
Thank you for submitting a Wireless Access Point to Skyhook Wireless. The following information has been received and processed:
MAC Address: xxxxxxxxxxxx
Lat/Lon: 35.xxxxxxX, 139.xxxxxxxxxxxxxx
Your AP has been added to the system and should be immediately available to most devices, however there may be up to a week delay on some devices.
Happy Mapping!
The Skyhook Team
がしかし、AppleもGoogleの地図も、妙な場所にあることになっている。旧住所よりはましだけど、上記の登録済みの場所ではない。ちょっと離れた場所にいることになってしまう。
この症状は、少し前からだから、Skyhookへ登録したことが反映されたのか、それとも他の調査団が調べて修正したのか不明なんだけど、どうも気持ち悪いのでさらに原因を調べてみた。
経度緯度は2種類あった。
なんとなく経度緯度で指定された場所は、絶対的な座標だと思っていたのだが、どうやらこれが間違い。日本測地系と世界測地系があり、同じ座標でも東京近郊で北西方向へ約450mずれる(日本測地系を世界測地系で解釈した場合)。しかも日本独自の日本測地系は2002年4月1日から世界測地系に変更されたのだが、まだ古いやつも残っているようだ。
これがiOS6のAppleの地図にパチンコガンダム駅が誕生した理由のひとつでもあったらしい。
で、Skyhookから登録したよと届いたメールの座標を世界測地系で表示すると、ちゃんとピンポイントで仕事場が表示される。さらに、この座標を
国土地理院の世界測地系座標変換 (TKY2JGD)で、日本測地系に変換して、その座標を地図上に表示すると、先ほどの妙な場所となる。
要するに、Skyhookにはちゃんと登録されているけれど、それを、Skyhookなのか、Apple、Googleなどの地図ソフト側なのか不明だけど、わざわざ日本測地系に変換して表示してるようだ。
うーむ、余計なことすんな! という感じだけれども、ならば、世界測地系での正しい座標を、日本測地系に置き換えてから、Skyhookに登録すればいいはず。で、やってみた。さて、正しく反映される日はいつか、乞うご期待。