ゴムひもが切れた。ベランダで使っていた寝椅子のようなもののシート部分と鉄パイプ製の枠との間のゴムひも。トランポリンのような構造になっていてとても快適。しかも通常の椅子の状態から脚部を持ち上げて、寝椅子にトランスフォームしてくれるかなり気に入っていたものだ。だが、雨ざらし歴が長く、さずがにゴムひもが切れた。
で、このゴムひもを取り替えようとググったら、意図するものが見つからない。ゴムひも、ゴム紐、どっちでも手芸用、要するにパンツのゴムみたいなやつか、トラックの荷台に荷物を縛り付けるためにつかう平ゴムなどは、たくさん見つかるのだが、耐候性があって、体重をささえてくれそうなものは見つからない。
見つからないときは、コトバ探しからはじめる
で、こんなときは、まずコトバ探しからはじめる。きっと、ゴム業界では、私が探しているものは違うコトバで呼ばれているのだろう。こうしたコトバ探しはコンセプト探しやマーケティングを考えているときにも、いつもやること。ゴムひもでググると、どうやらゴムロープとか丸ゴムとも呼ばれている。こんどはゴムロープで検索、するとパンツのゴムは出てこなくなって、梱包に使うゴムひもがほとんどになる。でもそのなかに、流用できそうなもの発見。それらのページを見ていくと、ショックコードというコトバを発見。これは係留用品として売られていた。ヨット関係、たぶん船の世界ではゴムひもを、ショックコードと呼ぶのであろう。マリーナで使うのだから耐候性もバッチリ、いろんな太さもあって量り売りもOK。で、注文して交換。また幸福になれた。
言い換えることまで(候補を表示してくれれば最高!)、googleさまがやってくれればいいのに。現状は、ひらがな・カタカナを入れ替えるが精一杯、ひらがなと漢字で、検索結果が違うし(違うのはいいんだけど、どちらかで検索すればor検索の結果が出ればいいのにな)、カタカナの全角半角は、どうも問答無用でor検索の結果が表示されるっぽいけど。
日本にも代理店があった!
快適に寝そべっていたのだが、ふと肘掛けのところに刻印されているLafumaという、ブランド名で検索してみたら、日本語のサイトがあった。しかも替えゴムを売っていた。なんたる失敗。インテリアショップでかなり前にバーゲンで手に入れ、その後見かけなかったので、てっきりないと思い込んでいたのだった。でも、結果として安上がりだったしヨットコトバを、知ったからいいとしよう。